お母さんという女


土曜日の午後は、図書館日和だ。
わが市の図書館は、10冊貸し出してくれるので、「今日は、この本をかりよう」と思った本の他にも数冊「これはなんだ?」と手にとって、なんとなく借りる本もある。
それが、この一冊。
タイトルから、想像すると「娘から見た母という名の女」について、結構辛らつな文章が書いてあるのかな?と思い、本棚から出してみると、なんだかほのぼのとしたお母さんのイラスト。
あぁ、これはお母さんが好きでたまらないんだなと感じた。

ページをめくると、かなりおもしろい生き物「お母さん」について愛ある言葉で綴られている。

みのもんたの勧める食材に目を光らせている
◎写真を撮れば必ず斜めに構える
◎小さい鞄の中には予備のビニールの手提げが入っている 
身近にいるのに、なぜかよく分からない母親の、微妙にずれている言動を愛情深く分析。優しい気持ちになれる、ほのぼのイラスト・エッセイ!

母の昔の写真を見ると、すっきりとしたデザインのワンピースなんかを着て、なかなかかわいく写っている。
なのに、今は・・・・。
このセンスはどこでどう身につけてしまったの?と思うような服の着方をする。
一つ一つはまぁ問題ないのに、組み合わせ方がよくないんだよ、お母さん!
常日頃感じていたことが、この本にも書かれていた。
こう思っている娘は私だけではなかったのか!
センスのいいお母さんと、うちのお母さん、一体何が違うんだろう?

世の中には、友達親子ってのが存在し、母娘が仲良く買い物に行ったりする。
うちはねぇ・・・・。
買い物には行くけど、口を出すと不機嫌になるからな。
「これどう?」
って訊くから正直にコメントすると
「もういいわよ」
と、ぷんぷんしてしまう。
めんどうなので、
「あぁ、いいんじゃない」
というお父さんの気持ちがわかるような気がする。
で、それはそれでまた
「真剣に考えてない」
と不機嫌になるしね。
「お母さんという女」の気持ちはよくわからん。
まだまだ、私が子供なのかな?

お母さんが機嫌よく買い物できるように、付き合える日は来るのだろうか?