さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
2006/7/3(月) 午後 5:56
とうとう私の手元にこの本がやってきた。
なんせミリオンセラーなので、期待は大きい。
今夜の目標は、数字のセンスを身につける!
「女子大生会計士の事件簿」を書いたもの山田さんなのかぁ・・・。
帯の写真を見て一言言ってもいい?
「耳おおきいですね。」
今日の私はちょいと壊れ気味なので、ゆるして!
卵の緒
2007/3/5(月) 午前 9:51
いったいなんのことかと思ったら親子の証?ともいうべき「臍の緒」ならぬ「卵の殻」を意味していたらしい
私には疑いようがない血の繋がった家族がいる
だから、たまに「血の繋がり」なんてたいしたことじゃないように思えることがある
もっと大事なことがあるみたいな…
それが何か?問われても答えなんかない
大事なことは見たり触ったりできない
なかなか言葉にもできない
わかったような顔して本当に大切なことを伝えてない毎日を少し反省した
そのせいか?この週末はちょっと家族サービスに燃えたかも・・・(笑)
余命
がんと闘い生を勝ち取るか、子供を産み命を託すか。余命を決めるのは自分-。妊娠と同時にがんが再発した女性医師の下した壮絶な決断とは。命あるものすべてを抱きしめたくなる感動長篇。
と、まぁこんな感じの紹介文に「今までの谷村作品とは違うイメージだな」(勝手なイメージだが・・・)と思い図書館で借りた一冊。
外科医である滴が、医者をあきらめた夫との間に結婚10年目にして授かった小さな命。喜びもつかの間、若き日に患った乳がんの再発が発覚。そのとき滴が決断した行動。
あまりにも過酷なその決断に、尊敬と驚きをもって読み進めた。途中で止められず、2時間ほどで最後まで読みきった。涙、なみだ。
単なるお涙頂戴的な闘病物ではなく、女性として、妻として、母として、そして人間としてどう生きるかが根底にしっかり根付いた小説だ。
私は、癌を患ったこともなければ、子を持ったこともない。
だからなのか、この淡々とした話の展開がよかった。
もし、主人公の心情が深く書かれていたら、こんなにすんなり読めなかったかもしれない。
後半で
「どうして、俺にも言えなかった?」
「産ませてくれないって思った。あなた、私のことすごく好きだから」
という夫婦の会話がある。
結婚して十年もたって、こんな言葉が言えるような夫婦になりたいと思った。
お母さんという女
土曜日の午後は、図書館日和だ。
わが市の図書館は、10冊貸し出してくれるので、「今日は、この本をかりよう」と思った本の他にも数冊「これはなんだ?」と手にとって、なんとなく借りる本もある。
それが、この一冊。
タイトルから、想像すると「娘から見た母という名の女」について、結構辛らつな文章が書いてあるのかな?と思い、本棚から出してみると、なんだかほのぼのとしたお母さんのイラスト。
あぁ、これはお母さんが好きでたまらないんだなと感じた。
ページをめくると、かなりおもしろい生き物「お母さん」について愛ある言葉で綴られている。
◎みのもんたの勧める食材に目を光らせている
◎写真を撮れば必ず斜めに構える
◎小さい鞄の中には予備のビニールの手提げが入っている
身近にいるのに、なぜかよく分からない母親の、微妙にずれている言動を愛情深く分析。優しい気持ちになれる、ほのぼのイラスト・エッセイ!
母の昔の写真を見ると、すっきりとしたデザインのワンピースなんかを着て、なかなかかわいく写っている。
なのに、今は・・・・。
このセンスはどこでどう身につけてしまったの?と思うような服の着方をする。
一つ一つはまぁ問題ないのに、組み合わせ方がよくないんだよ、お母さん!
常日頃感じていたことが、この本にも書かれていた。
こう思っている娘は私だけではなかったのか!
センスのいいお母さんと、うちのお母さん、一体何が違うんだろう?
世の中には、友達親子ってのが存在し、母娘が仲良く買い物に行ったりする。
うちはねぇ・・・・。
買い物には行くけど、口を出すと不機嫌になるからな。
「これどう?」
って訊くから正直にコメントすると
「もういいわよ」
と、ぷんぷんしてしまう。
めんどうなので、
「あぁ、いいんじゃない」
というお父さんの気持ちがわかるような気がする。
で、それはそれでまた
「真剣に考えてない」
と不機嫌になるしね。
「お母さんという女」の気持ちはよくわからん。
まだまだ、私が子供なのかな?
お母さんが機嫌よく買い物できるように、付き合える日は来るのだろうか?
結婚しないかもしれない症候群 [男性編]
2007/2/15(木) 午後 2:01
谷村志穂の「結婚しないかもしれない症候群」という本が出版された当時、
「こんなもんを書くから、女が結婚しないなどといいだすのだ!」
と社会問題にさえなったそうである。(私は知りませんでしたが・・・。)
まだ、読んだことはないが、「独りで生きていくかもしれないと覚悟した時点で、突然襲ってくるさまざまな不安…。20人の独身女と著者が〈結婚〉をめぐり、恋愛と人生の闘いを切実に語る。」ものらしい。
先日、図書館に行った時にたまたま「男性編」の文庫本があったので読んでみた。
「人生の一大イベント“結婚”を自ら遠ざけ、熱帯魚やスポーツクラブに熱中する心優しき男達。世界でも類を見ない平均初婚年齢の高さは何を物語っているのか?現代を映し出す好評シリーズ、待望の文庫化。」
インタビュー形式で綴られたノンフィクション。
男女差と言うのはいろいろあるが・・・。
このエピソードもその一つではないだろうか?
「ただ、結婚しないままきちゃったなぁという気持ちなんですけどね。
学生時代の友達なんかも、今はもうほとんど結婚してますよ。なんだかんだ言って、今でもよく飲みますけど、彼らはちゃんと子供を育ててるしね、お前大変だな、でも立派だなって僕なんか言うんですよね。そうすると向こうは、お前はいいなあ、大手を振って若い女とやってもいいもんなって。でも掃除も洗濯もしなきゃダメなんだろう?僕にはできないもんなって、言われたりしてね」
女同士だったら、また違う展開になるだろうな・・・。
私の場合だと、そうだな。
一番最近は、「でもね、年取ったらさびしいわよ。結婚っていいことばかりじゃないけど、わるいことばかりでもないんだから・・・・。」なんて言いながら夫の愚痴を装ったノロケを聞かされたりした。
男性編だから興味深く楽しんで読めたのかもしれないな・・・。
それが私の感想だ。
独身女性のインタビューなんて、共感したり、気分が悪いことがあったりするだろうし、感情が忙しく変化しそうで、楽しめないような気がする。
よし、読まないことにしよう!
(谷村さん、おもしろい本かもしれないけど、ごめんなさいね)