結婚しないかもしれない症候群 [男性編]

2007/2/15(木) 午後 2:01

谷村志穂の「結婚しないかもしれない症候群」という本が出版された当時、
「こんなもんを書くから、女が結婚しないなどといいだすのだ!」
と社会問題にさえなったそうである。(私は知りませんでしたが・・・。)

まだ、読んだことはないが、「独りで生きていくかもしれないと覚悟した時点で、突然襲ってくるさまざまな不安…。20人の独身女と著者が〈結婚〉をめぐり、恋愛と人生の闘いを切実に語る。」ものらしい。

先日、図書館に行った時にたまたま「男性編」の文庫本があったので読んでみた。
「人生の一大イベント“結婚”を自ら遠ざけ、熱帯魚やスポーツクラブに熱中する心優しき男達。世界でも類を見ない平均初婚年齢の高さは何を物語っているのか?現代を映し出す好評シリーズ、待望の文庫化。」

インタビュー形式で綴られたノンフィクション。

男女差と言うのはいろいろあるが・・・。
このエピソードもその一つではないだろうか?
「ただ、結婚しないままきちゃったなぁという気持ちなんですけどね。
学生時代の友達なんかも、今はもうほとんど結婚してますよ。なんだかんだ言って、今でもよく飲みますけど、彼らはちゃんと子供を育ててるしね、お前大変だな、でも立派だなって僕なんか言うんですよね。そうすると向こうは、お前はいいなあ、大手を振って若い女とやってもいいもんなって。でも掃除も洗濯もしなきゃダメなんだろう?僕にはできないもんなって、言われたりしてね」
女同士だったら、また違う展開になるだろうな・・・。
私の場合だと、そうだな。
一番最近は、「でもね、年取ったらさびしいわよ。結婚っていいことばかりじゃないけど、わるいことばかりでもないんだから・・・・。」なんて言いながら夫の愚痴を装ったノロケを聞かされたりした。

男性編だから興味深く楽しんで読めたのかもしれないな・・・。
それが私の感想だ。
独身女性のインタビューなんて、共感したり、気分が悪いことがあったりするだろうし、感情が忙しく変化しそうで、楽しめないような気がする。
よし、読まないことにしよう!
(谷村さん、おもしろい本かもしれないけど、ごめんなさいね)